将棋のプロ棋士による流行戦法データ
将棋には時代と共に戦法の流行があります。
そして現代でも流行があり、それを感じながら観戦するのもまたひとつの楽しみ方だと思っています。
プロ棋士である勝又清和六段はデータ分析をするのが好きらしく、平成28年度の流行の分析をしています。
それがこれです。
なんと中飛車が一番さされているんですね!
将棋の戦法の時代背景
大山さんの時代は角道をしっかりとめた四間飛車や三間飛車が流行していました。
平成にはいり振り飛車対策として猛威を振るったのが居飛車穴熊です。
振り飛車に対して居飛車穴熊は当時勝ちにくく、苦戦の日々が続きました。
みなさんも藤井システムという戦法の名前くらい聞いたことあるのではないでしょうか。
そう、居飛車穴熊対策として開発されたのがこの藤井システムです。
初心者の方は戦法名を聞いたことあるけどどんな戦法だっけ?となることもあると思います。
こういった時代背景を覚えておくと忘れずに居飛車穴熊にされそうになった時、思い出して藤井システムで行こう。なんて考えたりできるのです。
藤井さんのおかげで再び将棋界に振り飛車ブームが起きたのです。
その後また攻撃的なゴキゲン中飛車などの戦法が流行しました。
居飛車の方は昭和では矢倉が流行していました。
中原誠さんや米長邦雄さんや加藤一二三さんなどが矢倉を得意にしていました。
その後次世代の棋士、谷川浩司さんが角換わりを得意としてまた流行り始めました。
角換わりは攻め好きの棋風の方に人気です。
そして平成10年ごろから大流行したのが横歩取り8五飛車戦法です。
中座真さんがこの戦法をあみだしたみたいです。
さらに相掛かりも人気になりました。
以上将棋の流行戦法でした。
今後の流行もチェックしながら将棋ライフを楽しんでいきましょう。