羽生善治先生の将棋の本を買いました。
将棋や名言が載っています。
今日もそこから羽生先生の名言を載せてみたいと思います。
将棋については細かいので次回にします。
判断力と分析力を高める「先を読む力」
私も将棋を指しますが、先を読む力というものはとても難しいものです。これについて羽生さんはどう考えているのか分かりました。
将棋で先の展開をあれこれ考えることを「読み」といいます。
基本の型や定跡を覚えると、それに沿って具体的な一手を考えられるようになります。
初心者のころは、最初の局面が漠然としていて何を考えたらいいか、どんな候捕手があるかわからないので少しの手しか読めないものです。
読みには常に判断が伴っているのです。
考えがまとまらないのは判断がつかない項目があるからなのです。
また読みには「直線的な読み」と「曲線的な読み」があります。
直線的な読みとは、一つの選択と一つの局面で考え続けるプロセスです。
簡単と言えば簡単ですが、何十手先の読んだ局面をきちんと頭の中で想像するのは簡単ではないかもしれません。
一方、曲線的な読みとは、ひとつの場面でたくさんの候捕手を考えていくことです。
当然ながら読んでいる総量もかなりなものとなりますし、たくさんの局面を同時に思い浮かべて比較をしなければなりません。
羽生さんは実際に局面によってこの2つの読みを使い分けているそうです。
終盤戦では直線的な読み、中盤戦では曲線的な読みなど。
もちろん同時にやったりもしているのでしょう。
後、同じ手を繰り返して読むこともされているみたいです。
見落としがないかの確認とともに、有力な一手がないか探す狙いもあるようです。
何度も読むことによって直線的な手が伸びることもあります。
そしてこれらの読みを伸ばすことによって、判断力や分析力も向上するとのことです。
どんな便利な時代になっても読むことは必要と考えているようです。
私も将棋を指していて漠然と読みをいれていますが、このように読みを使い分けたりということは考えていませんでした。言われて確かにそうだなと思いました。
また最近では将棋のコンピュータが強く、人間より勝るなどと言われていますが、この読みに関しても、直線的な読みがずば抜けて強いと思いました。
そして最近ではもう曲線的な読みもできているので最強なんだと感じましたね。
私も判断力と分析力をやしなって将棋ウォーズで強くなりたいものです。